仕様を追い切れていないが…。
Pandoc 2.10.1 から docx の出力で --number-sections
オプションがサポートされました。
これをodtにも入れたいなぁと思ってコードを見ていましたが、Writerにべったり依存なのでコードをかなり追わないといけないなということが分かっています。
ひとまず挙動から確認しているので、その途中のメモ。
対応するコードはこのあたり。
このコードを見ればわかると思うのですが、Headerに対して処理を加えています。
また、実際のセクション番号はこのあたりで処理していて、
attributesにnumberがあればそれを利用することがわかります。
で、このnumberについてはPandoc's ASTで確認すると入っていません。なので、Writerの処理の中で附番されていることと考えられます。
一方で、Headerにnumber attributesをつけておけば、その値が入ることが予想できますね。
実際、
## R Markdown {number=100.1.1}
のようにすれば、
となり、値が反映されることがわかります。ただし、次の節などにはこの値は引き継がれないので注意。
一方で、unnumbered
クラスは有効で、コレをつければ附番されません。
#### aaa {.unnumbered}
なお、{.unnumbered number=100}
のようにすればnumberの方が勝ち、番号付きになります。