2021年内にある程度出来るようにしたいものの1つ
防災意識を高める
昨年末、ふと防災情報について気になり、自衛隊防災BOOKを買ってパラパラと読んでみた。
まだ読み終わっていないが、日本に住んでいる以上は自然災害で被災するリスクはかなり高いと考えられるので、覚えておくと良いのではと思っている。ただし、実践しておかないといざという時に体が動かないだろうから、どこかで講習を受けた方が良いのかもしれない。
ハザードマップポータルサイト
2020年も7月に豪雨があり、その前年も令和元年東日本台風があったので河川の氾濫リスクを可視化して確認したいと考えていた。
そんな中、国土交通省がハザードマップポータルサイトを運営していることを知った。これは地図の上に浸水リスクや土砂災害リスクを重ねて表示することで可視化されるため便利である。
ハザードマップは平成27年の水防法改正のタイミングで各自治体で作成されているようであるが、その作り方は自治体に依存しそうである(未確認)また、その後の更新がされているかも自治体に依存しそうである(未確認)国土交通省の方で水害ハザードマップ作成の手引きがでているため、基本的にはこれに従ったものが出来ていると思われるが…
ただし、ハザードマップポータルサイト上で表示できるデータは当然?各自治体が公開しているデータ(オープンデータ)が存在しない場合は表示が出来ない。そのため、すごいリスクが高いと表示されている隣の自治体で何も表示されないということがある。これはその場所が本当にリスクがないのか、それともデータがないのかが判断できないので改善してほしい、というよりデータを公開してほしいところ。
なお、色々見ていくと荒川水系は文字通り"荒"川で下流の方はリスク高いなぁ…ということがわかる。ただしこれは各水系について「想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域等」で調べた方が良いかもしれない。埼玉県の場合はここにデータがあった。
可視化したい
ということで、可視化をしたい。Rで地図の可視化といえばleaflet
パッケージかなと思いましたが、丁度良い本として以下の本がありました。
Rによる地理空間データ解析入門
扱っているパッケージがsf
パッケージ以前のパッケージがメインなので、ちょっと古い方法かもしれませんが、R上で地理空間データを扱うための基礎が掴めると思いました。空間統計についても触れているし、sf
パッケージにも触れているのでその点も良い。お値段はちょっとお高めですが…。
…が、ある程度読んだところで、R上で情報を表示するのは便利ではあるけども、Rの各パッケージの操作に慣れる必要がある点や今時点では「かっちりしたものをつくる」までは必要ないな?ということから一旦保留として、簡便に地理空間データを扱う方法がないかを調べることとなりました。
で、調べるとGUI上でGISデータを扱えるQGISに出会いました。
QGISの使い方についてはネット上にあるチュートリアルの情報である程度操作は学びましたが、まとまった情報を本で読んでおきたいと思い下記の本を読みました。
【改訂新版】[オープンデータ+QGIS]統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方
事前の想定よりかなり基礎よりでしたが、その基礎部分の知識がかなり欠けていることがわかったのでかなり得るものがありました。測地系とかライセンスとか難しいよねホント。未だよくわからん。
後半はざっと読んだだけですが、この通りに動かせば行けそうだな、ということがわかったので一旦保留として、実際に目的のデータを集めてから再度読み直すこととしています。
ということで、年末から手を付け始めているものの、課題が多岐に渡っていてすぐには結果が出なさそうなので、日記として記録を残しておく。
蛇足
なお、この話に興味を持った背景としては、令和2年(2020年)の宅建業法改正による、水害リスク情報の重要事項説明の義務化の話がきっかけになります。以下のページが情報へのリンクがまとまっていて良さそうなのでリンク貼っておく。
この改正は公布が7/17、施行が同年8/28と非常に短期間に行われていたため、周知が不足していたのではと感じるものでもあり、また、上記のハザードマップの更新がされておらず近年の災害情報が反映されていない(平成28年ごろまでの情報しかない)ことから、公開されている情報から自力でマップを作れないだろうか?ということを考えて、情報収集をはじめたものです。なので、現時点ではまだ自分の手元で満足するデータとその表示が出来ていません。
行政サイドでやっつけておいてほしいところなんだけど、ないものはないので無理なので、出来ることを手持ちで増やしておくといつか切れるカードになるのではないかなということでやっていきです。