niszetの日記

細かい情報を載せていくブログ

日本語の書籍をbibで管理するにはどうすれば・・・?(メモ)

普通に使う分にはCiNiiのものでよさそう。

ちょっと色々と調べていて、まぁこれで良かろうという線まで来たのでメモを残す。日本語の書籍、普通に市販されている書籍についてもbibでというかZotero上で管理して、参考文献として載せたい。そういう気持ちをベースにやってます。

CSLについては別途書いた通り、色々と手を加えたのでひとまず出来そうなので置いておくとして、肝心の書籍のデータをどうするのかという話。

最終的にはCiNii図書のページからbibtexの形式でファイルをダウンロードするのが一番良さそうでした。

書籍についてはNDL ONLINE国立国会図書館オンラインや国立国会図書館サーチやCiNii Booksで調べる方法がある。今回はRユーザのためのRStudio〈実践〉入門を調べてみることにする。

NDL ONLINE国立国会図書館オンラインはここ。

ndlonline.ndl.go.jp

この本は初版と改訂二版が出てくるので、改訂2版の方をみる。こちらにある。

ndlonline.ndl.go.jp

ここから、右上にある↓アイコンをクリックするとtsvかbibでダウンロードできるのでbibの方をダウンロードすればZoteroに与えることも出来る。ただし、authorの区切りがandではなく、最後に著が入っているためそのままでは正しく認識しない。また、tsvの方は情報量が多いものの、加工の手間がかかるのと、そもそもその情報あんまりいらないなということに気づいた。

国立国会図書館サーチの場合はここになる。

iss.ndl.go.jp

右下に検索結果を出力があり、RDFJSON、MARC形式での出力が出来るが残念ながらbib形式はない。変換するのも手間なのでやはりここも要求を満たさない。

最後、CiNii Booksで検索するとこのページにたどり着く。

ci.nii.ac.jp

このページの右下、書き出しのところにBibTeXで表示があるのでこれをクリックすると、簡潔ではあるがauthorはandで区切られ、末に著が入っていないためこのまま使用することが出来そうである。

一点気になるところはCitation KeyがNII書誌ID(NCID)であり、Markdown中に埋め込んだ場合あとから見てもよくわからないという点である。ただしRStudio IDEのVisual Editor上であれば対象のCitationの上にマウスカーソルを置けば書名が出てくるのでそれでなんとかなる気はする。もちろん、Keyを自分でつけなおしても良いが、Zoteroは日本語のKeyをはじいているような挙動をするので(GUI上での操作。別の方法があるはず。BBTを使うなどで)一旦これで良いこととする。こちらもKeyだけならあとで修正も出来るので(Markdown中に埋め込んだ後に修正したら大変だが…)

ということで、このbibに行きつくまでにかなり時間を使ってしまった。NDL-Bibは使ったことがないのだが、これが実は要件を満たしてなかったのか気になる。気にしても仕方がないのだが。

また、国立国会図書館サーチではAPIを公開しているのでこれを使う方法も考えたのだが、基本的には書名を知っている状態で引用文献を作成するので、いついつにこういうタイトルで出た本を~のような検索は今回は必要なかった。いずれ必要になったらRで何か実装も考えたい。

また、Amazon上の情報をbib形式にしてくれるサイトもあったが、今はamazon上での情報は不要なのでこれも対象外とした。結局、CiNii Books上で書名から検索してbibファイルをダウンロードして(あるいはコピーしてクリップボード経由で)Zoteroに追加していく方法が良さそうである。

こういうことをやってるひとがいるだろうと思って検索しても全然なかったので調べてひとまず決着ついたのでメモとして残します。