仕様?
小ネタです。Wordは手軽にpdfに変換できて良いですね。ツールバーの「ファイル」から、「エクスポート」、「PDF/XPSの作成」でpdfの作成ができます。
しかし、問題が少なくとも1つあり、画像の解像度が落ちてしまいます。今回は画像形式としてpngを使用していますが、他のベクタ形式ではない画像も同様と思います。なお、svgはPandocが対応していないので選択の対象外です(あくまでPandocで生成したdocxファイルの扱いについて話をしたい私…)
道中色々ありましたが、最終的な結論としては、「印刷」からプリンターの指定を「Microsoft Print to PDF」とすることで問題が解決しました。 ただし、この方法では(おそらく)出力時に画像の解像度を指定できないので、オリジナルの画像の解像度に影響を受け、調整は出来ない点に注意です。
もしCubePDF等、pdfに変換できる仮想プリンタを持っている場合はそちらでも良いかもしれません。
以下、蛇足です。
名前を付けて保存だと解像度の変更が可能…
エクスポートからは画像の解像度を指定できませんが、名前を付けて保存では拡張子をpdfに指定し、その他のオプションから指定が出来ます。
これで、エクスポート時と同じような画面になりますが、右下の保存ボタンの左にあるツールで選べる項目が増えています(エクスポート時には一番上のネットワーク ドライブの割り当てしかない)
ここで、図の圧縮を選択すると、解像度の選択が可能です。高品質の項目は選べないときがたまにあります。なぜかは不明。
で、ここで高品質を選んでも先と同じ結果になると思いがちですが、生成されたpdfを見るとぼやけています。
実際のところどうなのかはわかりませんが、おそらく保存時に何か変な処理が入っていて、高品質にしても劣化するのではないかと。なお、解像度が低い設定にして出力すると解像度は下がってさらにぐちゃっとした画像になります。そっちは対応するのね…。
なお、通常の操作でWordに画像を挿入する場合は挿入時に画像の解像度を変えないようにオプションを指定する必要がありますが、Pandocで生成する場合は必要なさそうです(設定しておいて法が良いとは思うけども)
生成したWordの時点で問題がないかは--extract-media
オプションを使って画像を抜き出してチェックできます。詳細はPandocのマニュアルを参照してください。
Wordはソースが公開されていないので挙動から判断することしかできないので、トラブった時に困りますね。まぁ、ソースが公開されていたからと言って理解できるわけでもないですが…。