仕様がちょっとわかりづらいよね…
Pandoc方言のMarkdownではブロック引用を>
で始まる行であらわすことが出来ます。
> 引用だよ
ちょっと気をつけないといけないのが、このブロック要素は改行を無視してしまうことです。例えば以下のような書き方をすると、引用だよ。この行は改行せずに続くよ。
と1行で出力されてしまいます。
> 引用だよ。 > この行は改行せずに続くよ。
これを回避するには、間に空行を入れるか、>
で始まる空の行を入れるかどちらかです。
> 引用だよ。 > この行は改行せずに続くよ。
か、
> 引用だよ。 > > この行は改行せずに続くよ。
ということですね。これはどちらの書き方でも別の段落扱いになります。
blank_before_blockquote
というMarkdownの拡張のオプションがありますが、これは上の話の挙動は変えないようです。このオプションはmarkdown
ではデフォルトでONになってます。
なお、Pandocの各ファイル形式でどのextensionが有効になっているか?を見るには、markdown形式を例にとれば下記のようにすれば一覧で表示されます。
pandoc --list-extensions=markdown
一覧で+のついているものが有効になっている、という意味です。
先のオプションは、こういう入力を想定していて、
前の行だよ
> この行は改行せずに続くよ。
デフォルト動作は
前の行だよ>この行は改行せずに続くよ。
と続けて出力されます。-blank_before_blockquote
で改行され、前の行は通常の文、次の行はブロック引用となります(デフォルトではWord上のスタイル名はブロック)
あまりコレでハマらない気もしますが、一応記録を残しておきます。